ぼくが土地を買って気づいたこと。
『諸費用』が想像以上に高い!
しかもこの諸費用、土地代金とは別で支払いが必要なのに自己資金(貯金)から支払うことになるんです。
なんとか払うことができたけど『かなりギリギリだった!』
そんな失敗から、「同じように困る人が少なくなればいいなー。」という思いで本記事を執筆しました。
支払う諸費用の目安になるように、ぼくが支払った金額はすべて公開してます。
- 【土地購入】で支払う7つの諸費用はこれ!
- 【土地購入】先に知っておくべき『諸費用の総額』全部見せます
- 【土地購入】支払う『7つ諸費用』を丁寧に解説
本記事で諸費用の詳細までバッチリ理解できるはずです。
資金繰りで慌てることがないように、じっくりと読み進めてくださいね。
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土地購入で必要な『7つの諸費用』僕が払った費用の内訳全部見せます
右も左もわからない状況から土地を購入して早3か月。
まずは7つの諸費用、その種類から見ていきましょう。
【土地購入】で支払う7つの諸費用はこれ!

ぼくが支払う7つの諸費用をまとめました。
ではそれぞれいくら必要なのか?
7つの諸費用の内訳と総額を見ていきましょう。
【土地購入】先に知っておくべき『諸費用の総額』全部見せます!

リアルな数字の内訳です。
種類 | 金額 |
手付金 | 500,000 |
印紙代 | 10,000 |
登記費用 | 156,330 |
仲介手数料 | 314,280 |
固定資産税 | 62,586 |
土地のつなぎ融資 | 362,437 |
不動産取得税 | まだ来てません! |
合計 | 1,405,633 |
※抜けてる諸費用は追記します。
この諸費用は自己資金(貯金)から出しました。
いきなり払えといわれても、すぐに用意ができない可能性がありますよね・・・。
こうならないためにも、資金計画表の作成依頼がとても重要!
諸費用を含めた資金計画表(必要なお金や出ていくタイミングが明記されたもの)を早めに出してもらいましょう!
ぼくの物件価格(土地+建物)は約3500万なので、そう考えると安かったかもしれません・・・。いや、高いわw
諸費用が高すぎて払えない!
こんなことにならないよう、自己資金を貯めておく必要がありそうです。
土地購入で支払う『7つの諸費用』を丁寧に解説します

1.手付金ってなに?知って納得な豆知識
手付金は「その土地買います!」という明確な意思表示の他に、土地の売買において双方が簡単にキャンセルできないようにする仕組みでもあります。
この手付金、実は支払う金額は決まっていません!
しかし少額だとトラブルに発展する可能性があります。
手付金が極端に少ないとダメな理由はこちら。
このように、後から「上乗せして土地を買いたい!」という人が出た場合に横取りされてしまう可能性があるんです。
なんてことになりかねません。
また、売買契約後に自分(買主)が「やっぱいらない!」といった場合には、逆に手付金が没収になりますので自己都合のキャンセルは注意が必要です。
土地購入は、『仮押さえ』をして住宅ローンの事前審査に進む場合がほとんどだと思います。
ぼくのケースだと複数の住宅ローン審査をおこなったので、1か月以上仮押さえしてました。
住宅ローンの審査中に”別の人”に買われてしまわないよう、極端に低い金額設定には注意しましょうね。
手付金の金額や相場はいくら?A.ぼくの場合は50万円を支払いました
「じゃあいくら払えばいいの?」について具体的な話をしていきますね。
実際には「いくら必要です!」と、担当に言われるケースが多いです。
逆に、前もって知っておきたければ「どれくらい払えばいいですか?」と、アドバイスをもらえばOK。
一般的な相場としてはこのどちらか。
- 土地代金の5~10%
- キリのいい100万円
ちなみにぼくが払った手付金は、970万円の土地に対して50万円。
土地代の5%ほどなので相場かなーと思います。
提示された手付金が想定より高かった場合は、「費用を抑えてほしい!」と伝えてみましょう。
場合によっては引き下げてくれる可能性もありますよ♪
払った手付金ってどうなるの?A.購入代金の一部に充てられます
ぼくのケースに当てはめて、わかりやすく解説します。
~手付金の行方を解説~
- 970万円の土地が欲しい!
- 手付金として50万円支払う
- 住宅ローン審査に通って土地購入の融資を受ける
- 手付金の50万円を引いた、残り920万円を売主に払う
売買契約が完了すると、購入代金の一部に充てられ手付金は戻ってこない!
最終的に支払うものなので”いったん戻す”ことはしないようです。
住宅ローンに通らなかった場合の手付金はどうなるの?A.手付金が返ってくるのが一般的
この白紙に戻せる契約のことを『住宅ローン特約』といいます。
この住宅ローン特約で注意して欲しいポイントはこれ!
売買契約書に住宅ローン特約の記載があるかチェックしましょう。
故意に記載しない悪徳業者もいるらしく!自衛のためにも確実に確認してください。
住宅ローン特約の記載場所について説明がなければ、どこのページに記載があるか聞いちゃいましょう!
2.印紙代とは?A.売買契約書に添付されるもの
土地を購入するときの売買契約書に添付されるものです。
この印紙代は、ローンの可否にかかわらず返ってきません。
また、印紙代は土地の価格によって変わります。(土地代が高いほど印紙代も高額)
金額 | 印紙代 |
100万円以上500万円以下 | 2,000円 |
500万円以上1,000万円以下 | 1万円 |
1,000万円以上5,000万円以下 | 2万円 |
5,000万円以上1億円以下 | 6万円 |
住宅ローンが通らないと損をするのは印紙代。
3.登記費用とは?A.登記をしてくれる司法書士に払うお金
土地を購入すると『所有者がだれなのか?』はっきりさせるために登記手続きが必要になります。
その手続きを代行してくれるのが司法書士。
費用は依頼する司法書士によって変わる。
ぼくは言われるがまま、売主側の司法書士に手続きしてもらいましたが、今思えば合い見積もりすれば「もっと安くなったのかな?」と思っています。
- 自分で選んだ司法書士に依頼ができないか?
- 安く済ませる方法がないか?
この2点を確認しておくと、費用が抑えられる可能性がありますよ。
4.仲介手数料とは?A.土地が購入できたとき不動産屋に支払う成功報酬
仲介手数料は上限が定められており、土地の価格によって3つに分類されます。
土地の価格 | 仲介手数料 |
200万円以下の部分 | 5%+消費税 |
200万円超400万円以下の部分 | 4%+消費税 |
400万円超の部分 | 3%+消費税 |
ぼくのケースだと、970万の土地を買ったので『3%+消費税』となります。
9,700,000(土地代)×3%=291,000
291,000×消費税(1.08)=314,280
5.この場合の固定資産税ってなに?A.土地の所有権が移ってから自分が払うはずの分を清算する
ちょっとわかりづらい表現だと思いますので順をおって解説します。
固定資産税の支払いは『1月1日にその土地を所有している人』が支払います。
ぼくは2019年2月に土地を購入したわけですが、今年分の固定資産税はすでに売主側で払っていたんです。
そのため、ぼくが土地を購入してからの分を、土地の売買契約時に同時清算したってわけ。
6.土地のつなぎ融資ってなに?A.土地を購入するときに受ける融資の手数料のこと
住宅ローンって審査に通ったらすぐに借りられると思っていませんか?
住宅ローンの融資実行はマイホームの引き渡し日。
つまり、家が完成しないと住宅ローンの融資は受けられません!
「じゃあどうやって土地の代金を清算するの?」
こう疑問に思いますよね。
こんなときは、土地の代金も含めた『必要な費用を支払うための融資』を受けるんです。
これを『つなぎ融資』と言います。
このつなぎ融資、ぶっちゃけかなり高いです!
しかも住宅ローンを組む方は、ほぼ利用せざるを得ない・・・。
つなぎ融資だけでもかなりのボリュームがあるので、別記事で詳しく解説しています。
損をしないためにもぜひご覧ください。
7.不動産取得税
不動産取得税についてはまだ請求がきてません。
土地の所有権が移ってから3~4か月後に、県から納付請求がきます。
詳細は支払ってから追記したいと思います。
まとめ:土地購入の諸費用は高い!計画的な準備が必須

よくわかってなかったとはいえ、予想をはるかに上回る金額でした・・・。
最後に『土地購入の諸費用』で重要なポイントをおさらいしておきます。
- 土地購入の諸費用はかなり高い!
(最低でもぼくと同じかそれ以上は必要) - 土地購入の諸費用の相場は『物件価格の5~10%』
- 手付金を含めた諸費用は『自己資金(貯金)』でまかなう必要あり
- 資金計画表を最速で用意してもらい『諸費用の金額や支払うタイミング』を明確化しておく
実体験をベースに記事にしたので、あなたのお役に立てると確信しています。
ぜひ、重要なポイントを押さえたうえで、計画的に立ち回ってみてくださいね。